自閉症スペクトラムの息子と運動発達遅滞の娘の話

幼稚園の入園面接をきっかけに発達障害が分かった息子と1歳7ヶ月で歩けずにリハビリに通う娘との日々を記録するブログ。

娘のこと(8ヶ月で寝返りが出来ない)

現在1歳7ヶ月の娘についての記録。 娘のことであれっ?と思ったのは6ヶ月を過ぎた頃だった。 生まれも3〜4ヶ月健診も問題なし。 ただ、6ヶ月を過ぎても寝返りをしないので発達がゆっくりなのかな?と心配していた。その後、7ヶ月を過ぎても8ヶ月になっても寝返りをしない。 風邪を引いて予定が延期になり、8ヶ月を過ぎてから近所の小児科で6〜7ヶ月健診を受けた。 手をついてほんのわずか座れるという欄に医師は丸をつけたが、ほんの一瞬という感じ。 顔に布をかけるテストは全くとらず。 1ヶ月後に経過観察になった。

この頃から、右眼に眼振があることが気になり始めた。右眼がゆらゆらしている。 心配だったので、眼科で診てもらった。 右眼だけ眼振があるのは珍しいが、眼科的には問題ないと言われた。普通は両眼らしい。眼科では問題ないと言われたが、気持ちがスッキリしなかった。 息子が集団療育で通っている市の支援施設で相談したら、神経もみれる医師が来る日があるから相談してみたら良いかもということで予約することが出来た。 しかも、息子がかかっている療育センターの医師が来る日。

医師にみてもらったところ、寝返りしない子も6~7ヶ月検診にある布かけテストも出来ない子はいるが、お座りが7ヶ月くらいのお座りでもうすぐ9ヶ月の子のお座りではない。お座りはできるけど、寝返りしないというなら問題はないらしい。膝や腕の関節をハンマーで軽く叩いて筋肉の反射もみていたが問題なし。 何より心配なのは眼振で、急に最近気になったというのが気になる。運動療育をするにしても、一度神経をみれる大きい病院で検査をして悪いところがないかみた方が良いということで、大学病院へ紹介状をかいてもらった。

早速電話をして、初診予約をした。

つづく…

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幼稚園入園まで

第一希望だった幼稚園は、入園面接で受け入れてもらえないことが分かったのですぐに別の幼稚園に連絡した。まだ数人は受け入れがあるとのことで、すぐに願書をもらいに行った。 指定の日に息子を連れて行き、様子をみてもらった。年少の教室と園庭で遊ぶ様子を園長先生が見て、色々はたらきかけていた。園庭の遊具で遊んでいる時に声かけに反応するか、受け応えはどうかなど。 園長先生は、興味が移りやすいのはあるが、低月齢だし、男の子だし、まだまだ分からないと言っていた。 プレでの様子がみたいので、プレに参加してくださいとのことで入園が決まっている子たちに混じってプレに参加することになった。

プレでは、親子一緒なのもあってか教室から出て行くことはなく、興味のある紙芝居や絵本は座って見ることが出来ていた。興味のない活動になると部屋の隅に行き、好きなことをしていた。

何回か行き、年内に入園手続きを済ますことが出来た。言葉を重視する幼稚園で、発語がない子は4月の入園は見送られていた。息子は4月入園ということでこの時は決まっていた。 療育センターと市の発達支援施設に通っていることは伝えていた。

3月に検査結果を受け、幼稚園と情報を共有した方が良いだろうと結果を電話で伝えた。 すると、担任が出来ないことをする形で、補助が必要になってくると思う。 元々、補助の先生は多めには入れているが、もしかしたら、お母さんに幼稚園に付き添ってもらう形をとるかも知れない。そうなると、4.5月は他のお子さんがかわいそう。4~5月は子どもたちが落ち着かず、職員総出で対応しているので、個別対応は難しい。丁寧にみてあげたいので6月入園を勧めます。

4月入園か6月入園か家族で話し合って連絡をくださいと言われた。

旦那も一緒に話を聞いた方が良いだろうと思い、面談をお願いした。

後日の面談でなぜ6月なのかを再確認した。

園側としては、4月でも構わない。 ブレの様子をみる感じでは、4月入園が凄く難しいとは感じていない。集団での指示などプレではしてないのでわからない部分ではある。

個別の声かけなど療育センターで言われた対応をするには4月は難しい状況にある。6月になればだいぶ落ち着いているので、補助要員の先生が6月入園の子の対応が出来る。話を聞いて、丁寧に対応したいので6月入園という方法もありますよ、ということで話した。お子さんのことを考えれば6月入園を勧めます。

補助については、例年より二人多く職員を入れている。どのクラスも年少は二人担任でフリーの先生もいる。加配については、申請を出す形では何年か前にあったが、基本的には今いる職員でみるスタンス。 申請を出せば息子に一人つけることは出来る。 ただ、申請には診断書がいるので診断名がつくことに抵抗がある。加配に良い人が見つかれば良いが見つかるかもわからない。見つけるのにも時間がかかる。補助の先生も幼稚園をよく知る人に頼み込んで来てもらった。 補助金も人を一人雇えるだけは出ない。 加配で一人ついても、公立のように息子専用には出来ないので加配の先生が他の子をみることはある。

親が付き添うというのは?

加配をつければいらない。 様子を見て、必要であればという感じ。

入園前までに家庭で出来ることは?

大人がなんでも先回りしないで会話を引き出すように。会話が長引くような働きかけをする。テレビにこもりはさせないで、一緒に遊ぶこと。

面談を受けて、私は診断名がつくことには確かに抵抗はあるが息子がより良い環境で幼稚園生活をおくれるならそれで良いと思っていた。 加配をつけるのはやはり私立では難しいのかと感じた。 検査結果を読んでもらった方が良いだろうとコピーしたものを提出して帰って来た。

旦那とも話し合い、息子のことを考えて6月入園で返事をした。 6月入園までは次年度の子に混ざってプレに参加することになった。

幼稚園入園〜加配がつくまでにつづく…

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検査結果

田中ビネー知能検査V

検査時生活年齢: 3歳0ヶ月

検査結果:

●基底年齢3歳

●精神年齢(MA):3歳5ヶ月

知能指数(IQ):114(平均100)

言語・コミュニケーション発達スケール

検査時生活年齢:2歳11ヶ月

検査結果

総合得点:40 言語・コミュニケーション年齢:2歳2ヶ月

LC指数78(平均100)

言語表出

LC年齢 2歳5ヶ月

LC指数90

言語理解 1歳10ヶ月

LC指数<75

コミュニケーション 2歳5ヶ月

LC指数84

この結果、学ぶ力はあることは分かったが言語面で約1年の遅れ。 療育センターで言葉とコミュニケーションの療育を月1ですることが決まる。

見てやる課題は得意なので、見える形で課題を見せると良い。 幼稚園では、一斉活動の時などに個別に理解しているか確認してもらったり、指示を出す時に簡単な言葉で言ってもらう必要がある。

家庭でも幼稚園でも視線を合わす関わりをすること、と医師から話があった。

幼稚園の話へつづく…

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STによる評価・検査

担当STとの初回。 部屋の物が気になり、最初は離席が多かったのだが、40分の訓練の間にやってることを少しずつ理解し、座れるようになった。

家庭でも子ども用との椅子と机を用意して座らせて、大人が意図したことをやる習慣をつけると良いとアドバイスされた。

この日は、言語・コミュニケーション発達スケールという検査をしていた。

1ヶ月後の2回目は、母子分離で田中ビネー知能検査Vをしていた。

後日手にした検査報告書で検査名を知った。

4月から療育を受けるためには、医師になんとなく心配ではなく、具体的にここが心配と訴えるように担当STにアドバイスをもらった。 医師の診察をまたずにに次回の予約をいれてくれたので、療育を受けることになると分かっていたのだろう。

つづく…

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療育センター初診

療育センターの初診は2歳11ヶ月だった。 事前に電話での聞き取りをまとめた報告書と診察前に書いた問診表をもとに、今までの発達やプレでの様子などを聞かれた。

その結果、興味の幅が狭いことと視線が合い辛いことがあるなどコミュニケーション面を指摘された。 3ヶ月後の再診までに評価、検査を受け、必要な療育などを検討していく流れになった。 後日、担当の言語聴覚士から連絡が来るとのことでこの日は終了。

家で出来ることとして、息子が何かを欲しいと言った時に必ず目を合わせてから渡す(視線を合わす練習をする。 )ボール遊びなどやりとりのある遊びを増やすなどアドバイスを受けた。

診察前の問診表は、発達の経過を細かく書く必要があり、忘れていて書けない箇所もあった。 友達いわく、人見知りと後追いがあったかが重要なポイントらしい。振り返るとほとんどなかった。

つづく…

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療育センター初診まで

療育センターの初診がいつになるか分からず、それまでに何か出来ることがあればしていたいという気持ちで市の発達支援施設の集団療育に申し込んだ。 運良く空きがあり、年度終わりの3月まで通うことになった。

発達検査は途中までで正確には出来なかったので、結果を書面ではもらえなかった。 傾向として、言葉は年齢相応かそれ以上だか、人が意図して言ったことを理解してやるというのが弱く2歳前の発達。 言葉は出てるので、遅れているところが追いつけるように、好きな遊びをしている時に意識的にはたらきかけてみるようにアドバイスを受けた。 (後日、臨床心理士のママ友にテストの内容を話したところ、受けた発達検査はk式発達検査という名称らしい)

そして、療育センターは運良く早めに受診日が決定し、予約の電話から約1ヶ月半後に初診となった。

つづく…

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ママ友からの導き

友人の息子さんが、発達障害グレーゾーンで療育センターにかかっていたのでまずはその友人に相談してみた。

市の発達支援施設より、医師のいる療育センターできちんと診てもらった方が良い。3ヶ月待ちもあり得るので早めに動いた方が良いとアドバイスされた。

まずは、市の発達支援施設に電話をし、幼稚園の面接内容を伝え紹介状を書いてもらえるか聞いた。

半日待って返事があった。

心配なことを話して、今後の方針を決めた。
○市の発達支援施設で発達検査をする。
○療育センターに初診の予約をする。
早速、療育センターに初診予約の電話をした。現在気になっていることや様子を聞かれた。電話の話をまとめて報告書を作成して医師にみてもらい、診察になるとのこと。

市の相談施設で発達検査をして関わり方などアドバイスをもらい、その結果も療育センターに持っていくことになった。
療育センターは、やはり2~3ヶ月待ちということで、後日受診日が決定してから連絡が来ることになった。

 

初診までに参考になるかもと友人が息子さん(現在小1)の発達ノートを見せてくれて、とても参考になった。3ヶ月ごとに旦那さんと振り返りをして発達記録をつけていたのだそうだ。

息子くらいの時の様子がかなり似ていた。

検査をした結果を踏まえ、どんな療育を受けたかや幼稚園への伝え方などが勉強になった。幼稚園では個別に声かけをしてもらい、担任に直接、発達検査の結果などを渡していたのだそうだ。

うちの息子のことで心配なのは、視覚優位な傾向にあるので、もしかしたら集団での周りの人の動き自体がストレスになるかもしれない。
指示が入らない、耳からの情報が弱いので何をしたら良いか分からないのがストレスになる。
友達とのコミュニケーションが取りづらいので心配。
担任が特性を分かって接してくれないと、傷つく経験が積み重なり、幼稚園に行きたくなくなる。
何よりも安全面が心配。

その他気になるのは、息子発信だと目が合うがこちら発信だと目が合いにくい。
大人への興味は強いが同年代のお友達への興味は薄い。情緒の発達が知的な発達に比べてゆっくりというところ。

療育センターにはどうしたいかを訴えないと流されてしまうかもと指摘された。

成育歴を初診時に書くのでまとめておくようにアドバイスしてもらった。

経験者からのアドバイスは心強かった。

 

そしてもう一人。

臨床心理士のママ友も心配して話をしてくれた。

一年前くらいから息子の発達面で気になっていたことがあったみたいで、言おうか悩んでいそうだ。私が幼稚園面接のことを話したのがきっかけで気になっていたことを話してくれた。

発達面でゆっくりな部分や発達でのアンバランスさを指摘された。

口に物が入りやすいこと、視線の先が人ではなく物をみていること。人との関わりで苦手な部分があること、知的な面に比べて情緒面の発達がゆっくりなどなど。

耳からの指示が入りにくいので、集団に入った時が心配。例えば、他児は指示で動けるのに息子は聞こえていなくて遊んでいたという場面があった場合。息子は指示が聞こえていないので、先生がなんで怒っているか分からず傷つく。視線の先が物しか見ていないので、悪気なく友達の物をいきなりとってトラブルが増えたりがあるかも。

そのようなことが積み重なり、ストレスが溜まっていき幼稚園が楽しくなくなるかも知れない。

経験上、息子は診断名がつくかつかないかのボーダーに近い部分にいる。早生まれなので分からない部分もあるが、おそらく診断がつくと思う。

近くにこんなに相談出来る友人がいて、何か見えない導きがあるようにこの時は感じた。

 

つづく