自閉症スペクトラムの息子と運動発達遅滞の娘の話

幼稚園の入園面接をきっかけに発達障害が分かった息子と1歳7ヶ月で歩けずにリハビリに通う娘との日々を記録するブログ。

OT評価と幼稚園からの連絡帳

OTの評価について

OT評価結果を書面でいただいた。

<OT場面の様子>

他者に合わせて行動するのが苦手。 特に興味の薄い活動や難しいと感じたりミスをした活動では向きあっている課題から回避するような行動が見られやすい。 しかし、次に楽しいことが出来るなど先の見通しがあることで切り替えが促しやすくなる。 対物的な興味が優先されやすく、他者に注目を持続したり、複数の事柄に対してバランス良く注意を配分することは苦手さも伺える。

<粗大運動>

ここ一番の踏ん張りの力が弱く、多少のバランスの不安定さも伺える。複雑な運動をこなす力については、多少ぎこちない様子も見られる。周りに注目がそれやすいことで一つひとつの動きにじっくりと意識を向けにくいことも影響している可能性が考えられる。

<操作(手先の動き)>

スプーンや鉛筆などの道具操作では、指先の細かいフォームが定まり切れていない様子も見られる。筆圧も鉛筆だと薄くなりやすい。両手の操作についてはセラピストのサポートを要したり、強引に対応する様子が見られる。

まとめ

【運動・操作面について】

①からだの安定感を高める ②注意・集中の力を高める の2点が大切になる。

【注意・集中について】

何かに取り組む際、まわりの視覚情報を出来るだけ少なくする。 加えて他者のペースに合わせてみても楽しかったと思えるような経験をたくさん積んでいくことも、注意・集中を高めていくのに大切になると考えられる。

という報告があった。実際の文書はもっと長いですが、まとめるとこんな感じ。

そして、OT評価報告時の医師の話。

活動性は、多動と衝動性がある。 指示理解が弱い。相手が言ったことに合わせるのが苦手。 姿勢が崩れやすい。 手先のコントロールが弱く不器用気味。 注意がそれやすい、集中が続き辛いという特性はあるが、その理由として、他の人と一緒に何かをやるとか先生のいうことを聞いて何かをするということに対する興味が少し弱い。人と一緒に何かをやるという経験値をあげ、苦手な部分を練習していきましょう。

トイトレについても相談した。 トイレは、自分の尿意や感覚に注意を向けられるのは脳の発達にもよる。 今一生懸命教えようとしても、今は身体が追いついてないということ。今はパターン化させてこういう時はトイレにいくもの!何かする前はトイレにいくもの!という感じで、今のペースで進めていけばよい。2年とか3年たつうちに何かしててもそういえばオシッコみたいになっていくと思うので、今は焦らなくて良いとのこと。

(*過去を遡ってブログを書いています。これは、2016年の9月の話)

診察内容を手紙にして園長先生と担任の先生に渡したら、あたたかいお返事をいただいた。

『先日、療育センターの方が訪問され、今後のお話もさせていただきました。今、出来る時は補助の先生を一人つけ、○○くんが少しでもクラスの仲間に入れるようフォローしています。あまり無理をさせず、なるべくたくさんの経験を積んで刺激になるようにと思っています。ただ、幼稚園という集団の中の一人ですので、100%の補助まではいかず、チャンスを逃してしまうこともあることはお許しください。ご家庭で大好きなご家族との経験と幼稚園の集団でなくては出来ない経験をたくさん積んで、○○くんなりに成長していく姿を楽しみに過ごしていきたいと思います。 また何かありましたら、連絡しあいましょう。お母さんも余り肩に力を入れすぎず、ありのままの○○くんを受け止め、受け入れ、子育てを楽しんでください。入園して3ヶ月の素晴らしい成長に拍手です。』

連絡帳を読んで、涙が出た。 改めて、この幼稚園に息子が通えたことを感謝した。

つづく…

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