自閉症スペクトラムの息子と運動発達遅滞の娘の話

幼稚園の入園面接をきっかけに発達障害が分かった息子と1歳7ヶ月で歩けずにリハビリに通う娘との日々を記録するブログ。

幼稚園入園から診断名がつくまで

幼稚園に入園して2週間経った頃に参観を兼ねた給食の試食会があった。

その時の様子。 ホールで自由遊びをしている時には順番を待てていたりなど成長が見えたが、お集まりが始まった途端、お部屋の外に。。。 2階の誰もいない教室にぽつんといたり、職員室や倉庫に行ったり、あちこちを自由に動き回っていた。 園長先生からは、いつもの姿そのままだった。いつも一人職員がベッタリついている状況。人がたくさんいるのが嫌な感じがあるのと、興味があってあちこちをウロウロしている。流れが分かってくればいられるようになるのか、もう少し様子をみなければらわからないが、都に加配の申請を出したいと言われた。

療育センターに診断書の依頼の電話をし、診察日を迎えた。

幼稚園の様子を聞くと、1対大勢が楽しめない印象。自由な中でも、少しずつやってみる経験を積むことが必要。楽しんで幼稚園に行く中で、ああいうのもやってみようかなという体験で少しずつ成長していく。皆で何かをするよりも自分が好きな物で遊ぶのが好きなので、みんなで遊ぶ窓をもう少しあけていく必要がある。 理解力はある子なので、自分の気持ちを伝えるのは苦手だが、見て理解はしているので、その辺のギャップが本人の中にある。言えないけど分かっているから、なんとなく他のところにいって自分の好きなことをしようというところもある。

自分の気持ちを共有しようという気持ちはあるがそれがうまくできない。 物への興味がグーッと強いタイプ。人とやりとりするのが楽しい、自分の気持ちが伝わる良い体験を増やしていってもらいたい。 何か欲しい時に「これが欲しいの?」と言っても人ではなく物を見ているので、目と目を合わす瞬間を多くして、表情も大げさにする。そうすることで表情がみえるようになっていく。

診断名としては、今の段階では自閉症スペクトラムが一番近い(予想通りだった)。人への興味が薄いという特徴がある。 小さいので、脳の成長の個人差もあるのでそれがあるから悪いわけではなく、成長するにつれて変わってくる。良いところを伸ばしつつ、社会に出た時に人と交わって生きていかなければいけないので、人とのやりとりもいい経験だと思えるような練習を積んで行って欲しい。。

家では、遊びの中でコミュニケーションを学んで行って欲しいので、本人の好きな物を使ってあそぶ。一緒にいて欲しいけど、手は出して欲しくないと思っている。本人が考えていることとは少し違うことをしてみることでやりとり遊びにしていく。

出来ることを増やすために運動面では、OTが評価をする。連絡が来たら日程調整するように(現在、混んでて4週間待ち)と言われる。

幼稚園には診察内容を手紙にして渡した。 また施設支援というのがあるのを聞いて、幼稚園に申し込みをして欲しいと伝えた。

(施設支援は、療育センターの職員が幼稚園に出向き、指導方法などをアドバイスしてくれるというもの。施設支援をうけるには幼稚園から直接申し込みをする必要がある。)

1学期個人面談につづく…

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